1.オーディションやプロダクションに出す写真
女性の場合はオーディション(事務所の募集やコンテストなど)に出す写真は笑顔が基本です。
その理由は笑顔というのは、その「女性が他人(社会)に対して自分が魅力的に見えることを望んでおり」そのために協力的である、ということを意味するからです。
平たく言えば愛嬌がある、ということです。
プロのモデルはコンポジットに笑っていない写真をよく入れますが、これは、本人のつくっていない自然な表情を先入観なしで伝えるための作戦です。
2.笑顔に疲れないように
広告の仕事で一番多く使われるのは爽やかな笑顔です。
モデルは一種、職業病のように笑顔をつくることになります。
ですから、愛想笑いをするのが癖になって「爽やかさの押し売り」をしないように注意して下さい。
人前にでる仕事は「人前に出ていない日常の過ごし方」が問われます。常に緊張感をもち自分に新鮮でいないと怠慢な顔になるということです。
3.笑顔の作り方
@唇の両端(口角)をニットと引き上げる。練習は、おはし等、棒状の細長いものを口の中にいれると作りやすいです。
A目尻を下げる。
注意点は口角があがっただけでは笑顔にならにないということです。
目尻を少し下げる意識をもつと自然な笑顔になります。笑顔をつくるのが苦手な人は口を少しあけるだけで表情は柔らかくなります。
4.鏡を使った笑顔のレッスン
@鏡をみて綺麗な笑顔をつくります。基本は歯が4本で微笑。上の 歯が8本以上みえたらフルスマイルと考えてください。A鏡からはなれて、普通の顔にもどし、鏡を見ないで@の笑顔をつくります。
B先ほどと同じようにできているか、もう一度、鏡で確認します。
チェック・ポイントは鏡を見ながらつくった綺麗な笑顔を鏡なしでもつくれるかです。
『笑顔は、一番自分の顔を修正しやすい』
人間の顔は左右対照ではありません。
左だけの顔を反転させて合成したものと、右だけの顔で同じように合成してできたものを比べるとあまりの違いにびっくりします。
もし左右の自分の顔の歪みが気になるようでしたら、それを補正するように笑えば良いわけです。
たとえば、正面から撮って鼻の穴が目立つようでしたら、穴が見えなくなるあたりまで、口角を引き上げて笑顔をつくれば良いわけです。